というわけで、たぶん梅雨も終わりましたね。沖縄。クーラーと風鈴と冷たいお茶で涼を取る毎日です。インスタグラムにも書いたのですが、実は当店には風鈴がついてまして。
のれんの間にひっそりとつけてます。本当は、お客様が入るたびに風が入ってきて鳴ると素敵だと思い、つけました。しかし、思いのほか鳴ってくれません。かくなるうえはという事で、クーラーの設定を「スイング」にして無理やり時々鳴るようにしています(笑)それぐらい鳴らしたい良い音色なんです。富山の職人が一つずつ手作りしている、真鍮(しんちゅう)製の風鈴です。「りぃーーーーーーーーん」て感じの音で、伸びてきます。凄く綺麗です。ピンクゴールドの色も気に入ってます(^^)
和ブランドをご紹介
そういうわけで、お餅のとけしでは、「和」を感じてもらうべく、色々工夫しています。そこで、色々勉強するわけです。他の企業などをチェックしたりするわけです。そこで、今回はほとばしる和が良い感じのブランドをご紹介したいと思います。
伝統工芸を元気にする。中川政七商店
中川政七商店は、奈良の会社で、創業が1716年。享保元年創業。おっと、見慣れない元号をだしてしまいました(笑)。順番にさかのぼっていきましょう。えーと、現在が令和。その前が平成。その前が昭和。その前が大正。その前が明治。まだまだいきますよ。その前が慶応・けいおう⇒元治・げんじ⇒文久・ぶんきゅう⇒万延・まんえん⇒安政・あんせい⇒嘉永・かえい⇒弘化・こうか。
さかのぼりたくない元号ってこの世にあるんですね
ハアハア、、、。まだまだいきますよ。弘化・こうか⇒天保・てんぽう⇒文政・ぶんせい⇒文化・ぶんか⇒享和・きょうわ⇒寛政・かんせい⇒天明・てんめい⇒安永・あんえい⇒明和・めいわ⇒宝暦・ほうれき⇒寛延・かんえん⇒延享・えんきょう⇒寛保・かんぽう⇒元文・げんぶん。そしてついに、、ついに、、、っ。享保・きょうほう。ちなみに、江戸時代。それも江戸末期とかじゃなく、七代将軍、徳川家継の死去により改元。日本史の授業では、江戸四大飢饉の一つ、「享保の大飢饉」とかで習うやつです。中川政七商店は江戸時代ど真ん中に創業したブランドです。
十三代目がつくった強力な現代的和ブランド
一気に現代に飛びましょう。現代の社長、中川淳さんは、十三代目になるそうです。富士通で働いたあと、実家である政七商店に入社。ジリ貧だった和雑貨事業を立てなおすために、動きだします。デザイナーさんと連携したり、地元の工房と現代的な和とは?をテーマに商品や見せ方のブラッシュアップに取り組みだします。まずは、見て頂きましょう。
ほとばしる和。美しい商品と店舗
なんでしょうね。この美しい商品とお店は。中川社長は、伝統工芸×デザインという戦略で、和雑貨を現代的に作り直す事で強固なブランドを作りました。「衣・食・住」というカテゴリーごとに商品を取り揃えていて、このへんも上手いと思いました。ここで、完全なる独断と偏見でいくつかの商品をご紹介したい思います。
「衣」。麻など、日本に馴染みのある素材で作られた商品
まずは、カテゴリー「衣」の商品です。人気ランキング1位の商品らしいです。
麻布Tシャツです。深みのある朱色と紺のコーディネートが、抑えられてるんだけども新鮮な印象です。麻素材のシワ感がまたいいですね。
ランキング5位のリネンデニム。つまりはこれも麻。よくよく見ると、麻独特のカサカサ感がたまらんです。
いかごのバッグ。いかごとは、スイカを運ぶために使われてきた、い草のかごをバッグにしたもの。こーゆーバッグ系も充実してます。
「食」。日本にあった食を機能的に。
耐熱硝子の多用急須。
紅茶も日本茶も美味しく入れる事ができ、暑いもの、冷たいものにも対応できます。
これ、気になりませんか?ゆずと花椒のぬか床。ハードルの高いぬか漬けを冷蔵庫に入れるだけで始められるそうです。
「住」。暮らしの中の和
家用の雑貨カテゴリーです。
レトロな雰囲気がいい感じの道具箱。持っていきやすい取手もついてます。
夏の麻スリッパ。でこぼこしてるので、風とおしがよく、涼しく生活できます。そもそも麻は涼を取るのに最適の素材です。
ほとばしる和。印象にのこる和ブランドまとめ
いかがでしたでしょうか。相変わらず長くなってしまいました。お餅のとけしを立ち上げる時は、こんな感じで情報収集にあけくれていました。イカした和ブランドは中川政七商店以外にもたくさんあります。今後もこのブログでご紹介していく予定です。しかし、一発目に中川政七商店を取り上げたのはきちんと理由がありまして、、、、。ふっふっふ。その理由はまた今度。うっすら次回への引きを作ったところで終わりたいと思います。それでは、また。