少し前の話になりますが。去年の年末から、コーヒーを出したくて出したくて、試行錯誤を繰り返していた時期がありました。当店では、お茶メインのドリンク類が元々あります。ほうじ茶ラテなどは、3年熟成させた、深蒸し製法の茶葉を使っていたり日本茶もどれも自信作です。しかし、この世を支配しているのはもはや合法的に中毒性のあるコーヒー系カフェインではないかと(笑)それは冗談としてもコーヒーやカプチーノ、カフェラテなどもあった方がより普段から使いやすいお店になると思った次第です。
新しいかたちの飲茶(ヤムチャ)
飲茶ってありますよね。中国の文化で天心を食べながら中国茶を飲む習慣のことです。和スイーツ×コーヒーで新しいかたちの飲茶といいますか、魅力的かつ文化的な組み合わせにならないかなと。わらび餅と日本茶。大福とコーヒー。桜ユッケとビール。組み合わせは一種の世界観であり、文化だと思ったり思わなかったりするわけです。あと、楽しいですよね?単純に。組み合わせを考えるのって。
とりあえず本屋へGO
とにもかくにも、コーヒーについて学ばねば。という事で、宜野湾市にある宮脇書店に駆け込みました。基本的に未知のものに取り組む際はその分野の本を片っ端から読んで学習する事にしています。特に、カバーが取れてしまっている、「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」がおすすめです。
コーヒーについてのエトセトラ
コーヒーは、豆に火を入れる「煎り(いり)」の工程で味わいが変わります。「深煎り」が強めに火を入れる焙煎方法です。その反対に「浅煎り」は火をあまり入れません。深煎りはローストのいい香りと、しっかりした苦味が特徴。浅煎りは酸味つまり柑橘系の酸っぱさが感じられ、苦味が抑えられているのが特徴です。深煎りと中煎りの中間の「中煎り」もあります。バランスの取れた味が特徴です。
写真はgreenが火をいれてない生豆。LightRoastが浅煎り。DarkRoastが深煎りです。
また、元々フルーティーな味わいの東南アジア産の豆。バランスの取れたブラジル産の豆。コクと苦みのコロンビア産。などなど豆そのものにも特徴があり、その組み合わせは無限にある事が判明。このあたりの事実が判明した時点で、迷路に迷いこんだ感じでした(笑)
トレンドは浅煎りだけど、、、。
コーヒーのトレンドは移りかわります。今、流行りの味というものが存在します。以前まではセカンドウェーブと言われていた深煎りコーヒが主流でした。最近はサードウェーブと言われる浅煎りであえて酸味を出したコーヒーが流行です。ただし、和スイーツと組み合わせ時、酸っぱさは果たしてどうなんだろうと。あと、私が個人的に深煎りや中煎りが元々好きだとゆ〜のもありそっち系の豆を取り寄せる日々が始まります。
業務用エスプレッソマシーン
豆を取り寄せつつ、同時にお店でのオペレーションも考えはじめます。ハンドドリップやフレンチプレスも考えましたが、どうしてもスイーツ作りに時間を取られるためエスプレッソマシーンを置くべきだという事になりました。一台あれば、カフェラテやカプチーノも作れます。
難航する豆選び
豆をいろいろを取り寄せつつ、エスプレッソマシーンで抽出していきます。これが、どうもうまくいきません。地元の業者さんや、購入したエスプレッソマシーンメーカーが推奨している豆を使ってみました。しかし、苦すぎたりコクが無かったりします。元々そんなに集中してコーヒーも飲んだ事がないわけです。「こんなもんなのかなぁ」と思ってました。
キーワードは「豆ポレポレ」
そんなある日、商工会で清掃のボランティアをしていた時です。商工会とは地元の経営者の異業種交流会のようなものです。時々町のお祭りの手伝いやボランティアをしながら経営者どうしで情報交換したりする組織。そこで、「コーヒー好きだから事務所スペースの一部を改装してカフェやりたいんだよね~」と言っていた不動産業の先輩を見つけました。この先輩、不動産業の社長でありながらカフェをやりたいという目的のために土日はスタバでバイトしてました。コーヒー豆を探している事を伝えると、「それなら、豆ポレポレだね」と言われました。とゆ~~わけで長くなったので次回に続きます。果たして謎のキーワード「豆ポレポレ」とは?それでは、また。
ピンバック: 衝撃のコーヒー体験 – お餅のとけし